漁船のエンジンオイル交換時期はいつ?交換費用と方法を紹介します。
こんにちは('ω')ノ kosukeです。ご覧いただきありがとうございます。
この記事を読んでいるということは、自分でエンジンオイル交換をやってみたいと考えていると思います。エンジンオイルの交換のやり方が分からない、自分でオイル交換をするのが不安だと思っているならお役に立てます。
オイル交換にかかる時間は1~2時間ほどでできます。
それでは始めていきましょう♪
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エンジンオイルの交換時期は時間と期間で決める!
エンジンオイルはいつ交換すればいいの?と疑問に思いますよね。
エンジンオイルの交換のタイミングは、大きく分けて2つあります。
1つ目「エンジン稼働時間」で決める!
船は車と違って、走行距離ではなく、エンジン稼働時間を目安にします。
前回は、1月20日に3399時間で交換して、今回は3月18日に3623時間で交換しました。
エンジンオイル交換時間の目安は100時間~200時間で交換するといいと思います。
今回は約2か月、200時間ちょっとで交換しました。
が、交換時期は、エンジンメーカー、エンジンの大きさ、エンジンの新旧、エンジンの消耗具合、エンジンオイルの性能で変わってくるので、定期的にオイルチェックをして、交換の時期を調べてください。
2つ目「期間」で決める!
たまにしか使わない船でもオイルも劣化するので、半年1回、最低でも1年に1回はオイル交換をしましょう!
続いてエンジンオイルの確認方法を紹介します!
まずはオイルレベルゲージを引き抜いて、オイルをウエスでふき取り、もう一度オイルレベルゲージに差し込んで、オイルの量、オイルの色を確認します。
赤い線で囲まれている先端が輪っかになっているのがオイルレベルゲージです。
新品の状態のときは、茶色or黄色なので、オイルの色が黒くなってきたら交換する時期になります。
↓オイルの色が真っ黒になっているので交換していきたいと思います!
オイルの交換時に用意するもの!
エンジンオイルの交換には次のものを用意してください。
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1.エンジンオイルの選び方!
エンジンにシールが貼られているので、シールに書いているオイルを用意してください。
このようにエンジンに入れるオイルが指定されています。「15w-40」使用と書かれていますよね?
なので「15W-40」のエンジンオイルを用意します。
エンジンオイルはインターネットや漁業組合で買うことができます。マリンオイルで検索すれば買えます。
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2.廃油容器を用意しよう!
エンジンオイルの交換に必要なオイルの量はエンジンの大きさにもよりますが、漁船だと14~18L近く交換に必要なので、ペール缶があれば問題ありません。大きい容器がなければ、灯油のポリタンクかガソリンスタンド・車屋で空のペール缶ををもらってください。
3.オイルチェンジャーorドラムポンプを用意しよう!
インターネットで5000~6000円あれば買えるのでお好きな方を買ってください。
4.ホースを用意しよう!
ホースは廃油用2本、交換用1~2本を用意してください。廃油用は2M程度を2本、交換用は3M程度を1本~2本用意してください。ホースバンドは3~4個必要です。
ホースの内径が分からない場合は、ノギスでレベルゲージ口、オイルチェンジャー・ハンドポンプのホース差し込み口のサイズを量ってください。
ホースもホースバンドもホームセンターで買えるので、買ってください。
1度交換に必要なものを用意すると、次回からエンジンオイルのみで済みます。
エンジンオイルを排出しよう!
step1エンジンを10~30分ほど運転させてエンジンオイル温める。
そうすることで、エンジンオイルを交換しやすくなります。
エンジンが少し冷めたらオイルを抜く作業に入ります。エンジンが熱いので火傷に注意してください。作業時間は大体10~15分あればできると思います。
step2ホースを繋ぐ
まずドラムポンプorオイルチェンジャーの吸引・排出口にホースを差し込んでホースバンドで固定します。
次にオイルゲージ口に吸引する方のホースを差し込んでホースバンドで固定します。
あとはもう片方のホースを廃油容器の口に差し込めば準備は完成です。
↓オイルゲージ口
step3廃油容器にオイルが出なくなるまでオイルを抜く。
作業は5分ちょっとで抜くことができました。
最初は、ホースが真空状態になって、ハンドルが重くて回しにくいですが、容器にオイルが出るようになると、ハンドルが軽くなって回しやすくなります。
エンジンのオイルがなくなると、ストローで飲み物を飲み干したときに出るズーズーという音が出てオイルが抜けなくなるので、その音が出るまで、ハンドルを回してください。
↓ちなみに今回抜いたオイルはこんな感じになります。
次にエンジンオイルを補充しよう!
作業にかかる時間は30分あればできます。
エンジンオイルを補充するときに量りor体重計があると便利です。
空のペール缶の重さを量っておいて、廃油オイルの重さを量れば補充するオイルの量が分かるのでオイルの入れすぎの防止になります。
量りや体重計に透明なビニール袋をかぶせて使えば、量りや体重計が汚れずに済みます。
オイルを補充するときに、最大の障壁がエンジン場の狭さです。
エンジン場は狭いのでオイルジョッキで入れるのはとても大変です。
そこで便利で簡単なオイル補充方法を2つ紹介します。
1つ目オイル交換の手順を逆にしてオイルを入れる。
オイルを抜くときは、エンジン→ドラムポンプ→廃油容器の順でオイルが流れます。ホースの先端を反対にすればペール缶→ドラムポンプ→エンジンの順でオイルが流れます。
まず、ホースの片方の先端をペール缶の口に差し込みます。
次に、もう片方の先端をオイル注入口に差し込みます。途中でオイルが漏れないようにしっかりとホースを差し込むのがポイントです。
ホースを差し込んだら、ドラムポンプを回せばオイルを補充できます。
この方法のメリットは、手を汚さずに済むのと、エンジン場の上り下りをしなくても、オイルがホースを通ってオイル注入口まで行くのでオイルの補充がとても楽に済みます。
この方法の注意点はオイルを入れすぎないようにすることです。
容器の半分くらいオイルが入ったら、オイルレベルゲージを確認しながら、少しづつオイルを入れてください。
大きい赤線に囲まれた部分がオイル注油口です。
2つ目オイルジョッキを使う方法。
この方法は1本のホースとオイルジョッキ、ガムテープがあればできます。
step1ホースの片方先端をオイル注入口に差し込みます。
step2ホースを船上まで引っ張って、ホースの中間あたりをガムテープで壁に貼り付けます。
step3オイルジョッキの先にホースを差し込んでホースバンドで止めます。
ホースバンドをかなりきつく締めないとオイルが漏れるので注意が必要です。
step4オイルの入ったオイルジョッキを持ち上げて傾けます。重力でホースの中をオイルが流れていきます。
オイルジョッキのメモリで入れるオイルの量を確認しながら作業を数回繰り返します。
残り1~2リットルになったらオイルレベルゲージを確認しながら入れます。
最後にオイルレベルゲージを確認して、オイルの補充の完了です。
オイルを入れすぎた場合は、オイルを抜く作業で余分なオイルを抜いてください。
廃油処理の方法!
エンジンオイルの交換が終わったら廃油処理をしましょう。当然ですが、廃油を海に流してはいけません。
廃油処理をするやり方ですが、
①廃油タンクに入れる。漁業組合などに聞けば場所を教えてもらえます。
②廃油処理業者に引き取ってもらう。
③廃油処理箱を使う。
廃油処理箱を使うとお金がかかるので、自分で処理するか廃油処理業者を調べて廃油処理をしてもらうのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
最初は、自分で作業するのは、不安だと思います。
自分で作業するのが不安な場合は、最初は整備士にオイル交換を頼んで作業を見て、オイル交換の手順を覚えてください。そしてわからないことがあれば、作業の途中や作業の終了後にやり方を教えてもらうといいと思います。
また2回オイル交換ごとに1回はオイルフィルターをしましょう。オイルフィルターの交換方法については
で詳しい交換方法が書かれているのでぜひ読んでみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また別の記事でお会いできるのを楽しみにしてます(・ω・)ノ
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